変動8-3 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

「服をもう一度着て」
「あれ、もう良いの?」
「中身のチェックが終わったから、これから始める」
声に真剣味が加わった。言われるままにもう一度服を着た。

「まずちょっと目を瞑って想像してみよう」
頷いた。
「俺はdoorの後ろに立って後ろから抱きしめている、そんな風に」


「想像できた?じゃ、眼を開けて」


「首筋に触ったりキスしてもいい?」
頷いた。
「じゃぁ、軽く自分で首を触ってみて、俺がどんな風に触っているか、自分で感じるように触れるか触れないかそれぐらいの感じで」
触れてみた。彼は私をどんな風に触るのだろう。


「首にキスしたい」
私は手を離した。ヘッドホンの向こうからピチュッと音がしてキスされたことが分かった。

「もう一度…     ピチュッ」




「耳も舐めたい」
私はヘッドホンを片方外して指先で耳を弄った。


「ピチャッ」

背筋に快感が走った。


「もっと舐めさせて」


「ピチャッ…ピチャッ…」
ヘッドホンから音が聞こえてきて、本当に舐められている気がした。